目次
【丹波市】弘浪山「高山寺」~真言宗大覚寺派 別格本山
丹波の氷上町にある高山寺に行ってきました。
前回お参りしたのが2016年なので、久しぶりの参拝になります。
前回の記事:https://minochage-photo.com/tamba-kosanji/
「こうさんじ」と読み、真言宗大覚寺派の別格本山になります。
※別格本山とは、その宗派の中の格を表す言葉で、「総本山 > 大本山 > 別格本山 > 本山」の順番になります。
弘浪山にて、法道仙人によりお堂を建立されたのが始まりで、鎌倉時代には一度、兵火で消失したのですが、源頼朝の命により再建されたそうです。
その後も戦乱などで幾度となく焼失し、さらには、室戸台風により大損害を受け、
元々は弘浪山の山中に建てられていたそうですが、昭和33年に現在の場所に移設されました。
紅葉のスポットとしても有名で、秋になると多くの観光客で賑わいます。
高山寺が気になる方は、こちらの記事をお読みください。
丹波市には高源寺というお寺もあり、こちらも紅葉がとても美しいお寺です。
高山寺と一緒に高源寺へも参拝されことをおすすめします。
↓
【丹波市】高源寺の紅葉トンネルが美しすぎる
高山寺へお参り
お参りはこちらの朱色の山門からです。
この形は楼門ですね。
※山門とは、お寺の表門のことです。
↓
2階部分には「弘浪山」と書かれていました。
楼門の両脇には、仁王像も置かれています。
こちらの楼門には、多くの絵が描かれています。
天井に描かれている龍の絵です。

門の周りに描かれている絵です。
それでは、参道を通ってお参りします。
高山寺の参道はとても綺麗で、特に紅葉(こうよう)の時期には多くの方が参拝に来られます。
が、夏の青々とした紅葉(もみじ)の木々が連なるトンネルも力強さのようなものを感じられて、おすすめです。
楼門をくぐって直ぐ左手には安全堂があります。
高山寺の背後に立つ安全山にちなんで命名されたお堂で、安全守護の不動明王が安置されており、
安全で幸せな日々を過ごせるようにお参りします。
また、西国礼所三十三体観音像も安置されているそうで、西国巡礼と同様の功徳を得ることが出来るようです。
↓
参道を少し進むと、右手に鐘楼があります。
お参りの前に、こちらの鐘楼で鐘をついて仏様に、「今からお参りさせて頂きます」ということをお知らせするそうです。
せっかくなので、私も鐘を突かせて頂きました。
※参拝後に鐘をつくのは「戻り鐘」となり縁起が悪いので、帰り際にはつかないように注意してください。
鐘楼の横には、修行大師の像もあります。
こちらは、参道にある小さな橋です。
この橋を渡ると、いよいよ本堂です。
こちらは、橋を渡ってすぐの場所にいらっしゃる獅子吼(ししく)です。

獅子吼とは、お釈迦さまが説法される姿を獅子が吠える姿にたとえたものです。
↓
それでは、さっそくお参りします。
斜めからも一枚。
本堂の前には、長生木(ながいき)が置かれていました。
手を触れて、長生きを祈願します。
本堂の裏手には、芭蕉の句碑もありました。
「名月爾 麓のき里や 田乃曇り(めいげつに ふもとのきりや たのくもり)」と書かれています。
伊賀上野にある「無名庵」で催された月見の宴で読まれた句らしいです。
こちらは、手切地蔵菩薩です。
こちらのお地蔵様は右手が切れており、悪習・悪因・悪縁と「手を切る」と念じながらお参りするそうです。
境内には、他にも多くのお地蔵様や像などが置かれていました。
↓
茶瓶(ちゃびん)なのか急須なのか分からないものも置かれていました。
高山寺の御朱印
境内をぐるっと廻った後は、御朱印を頂いて帰りました。
高山寺へのアクセス・詳細
拝観時間:9:00~16:30
入山料:大人300円 / 団体割引有(10名以上)200円
アクセス
参拝は、基本的に車になります。
北近畿豊岡自動車道氷上ICで降りて5分くらいです。
※駐車場有り
電車での参拝は福知山線「石生駅」で下車→路線バス「常楽」下車して徒歩3分です。