有頂天家族の舞台「狸谷山不動院」へ
本能寺を出た後は、狸谷山不動院(たぬきだにさんふどういん)に向かいました。
狸谷山不動院の本尊は不動明王で、
桓武天皇が平安京の鬼門を封じるために、不動尊を安置したのが始まりとされています。
創建は、木食正禅(もくじきしょうぜん)によります。
以前、真如堂を訪れた際に安置されていた阿弥陀如来露仏(あみだにょらいろぶつ)も木食正禅という方による造設でしたが、同じ方ですかね!?
ここは有頂天家族の舞台にもなっている場所で、
矢三郎の「おばあちゃん」と「おじさん」が住んでいる場所ですね。
アニメだと、「二代目の帰朝編」の第三話で出てきます。
で、四条からだと少し不便なんですが電車で移動です。
何本か乗り継いで、「叡山電車」の「一乗駅」で降りて、そこから20分くらい?歩きます。
こちらが入口です。
入口付近には、大量の狸の置物がおいてありました。
なぜかタイガースも。
鳥居をくぐると、250段も続く階段があります。
その階段を少し上ると、朱塗りの鳥居が見えてきます。
この奥には白竜弁財天が祀られています。
横から見ると、このように見えます。
弁財天というくらいなんで、ご利益は、恐らく金運アップですね。
階段の途中には、お迎え大師様(弘法大師像)もいらっしゃいました。
お迎え大師様には多くのわらじが括り付けてありました。
全国を行脚した弘法大師に倣って足腰の健康を願う為に、多くの信者の方が「健脚わらじ」を奉納されているそうです。
七福神の置物もありました。
で、階段が多いのでいろいろよそ見しながら登っていくと、到着です。
手前に見えるのは、「トイレの神様」として有名なウスサマ明王をお祀りしている祠(ほこら)です。
ウスサマ明王は、炎の世界に住まわれている火神です。
日常生活の汚い物を炎で焼き払って浄化させると言われていることから、「トイレの神様」としても信仰されているようです。
ウスサマ明王には金運アップのご利益もあります。
トイレを綺麗にしておくことは金運アップにつながるとも言われているのは、ウスサマ明王と関係しているのかもしれないですね。


宮本武蔵が修行したとされる滝もありました。


武蔵が吉岡清十郎一門との決闘に挑むにあたり、この滝に打たれて修行を行ったそうですが、
正直、この滝で修行になるの?と思うくらい、勢いの弱い滝でした。
滝の横には無数のお地蔵さまもいらっしゃました。
で、こちらが本堂です。この角度から見ると、清水の舞台によく似ていますね。




狸谷山不動院は観光客も少なく穴場の観光スポットです。