豊岡 玄武洞公園(げんぶどうこうえん)へ
只今、ゴールデンウィークを利用して実家に帰省中なんですが、
何もない田舎なのでやることが無く暇です。。。
なので、隣町の豊岡市にある「玄武洞公園」に行ってきました。
全国的にはそれ程知名度が高くないのが残念なのですが、
兵庫県にある数少ないパワースポットの一つで、国の天然記念物にも指定されています。
それに、山陰海岸ジオパークを構成するスポットにもなっていて、関西というか、山陰地方ではそこそこ人気のある観光になっているようです。
玄武岩と呼ばれる岩が規則正しく並んで柱状の形を成している洞窟で、
近くで見ると迫力満点で見応えのあるスポットです。
※このように柱状に並ぶ性質を柱状節理というらしいです。
メインは玄武洞ですが、
他にも、青龍洞、白虎洞、南朱雀洞、北朱雀洞の4つの洞窟があります。
※天然記念物に指定されているのは、玄武洞と青龍洞のみです。
玄武・青龍・白虎・朱雀と名前が付いているので、中国の妖獣にちなんで命名されたようですね。
玄武洞
目の前に見える全ての岩が玄武岩で、迫力満点の洞窟です。
縦に伸びた玄武岩と横に伸びた玄武岩とが混在していて、
このことが、玄武洞は人工ではなく自然によって作られたことを物語っているようで、大自然の驚異を感じられる場所です。



青龍洞
天然記念物に指定されているだけあって、こちらも大迫力でした。
縦向きに伸びた柱状節理がきれいに並んでいて、玄武洞よりも、私は青龍洞の方が好きです。





白虎洞
玄武洞や青龍洞と比べると規模が小さくなります。
その分迫力も無くなりますが、他の洞窟よりも近くから観察出来て、面白かったです。
白虎洞は、青龍洞と異なり、横向きに伸びた柱状節理が並んでいました。
こういった違いを見ていくのも面白いですね!


南朱雀洞
こちらも小さめの洞窟でしたが、奥には小さな池が出来ており、他の洞窟とはまた雰囲気が異なっていました。


北朱雀洞
南朱雀洞の直ぐそばにあります。


ガイド
有料(300円~)ですが、詳しく知りたい方はガイドをお願いすることも出来ます。
※玄武洞公園自体への入場料は不要なので、ガイドを頼まなければ見学にお金は掛かりません。
係りの方が詳しく説明しながら廻ってくれるので、時間のある方はガイドを依頼されることもおすすめします。
最後に
160万年くらい前に火山の噴火で流れ出た溶岩が固まってできたもので、
江戸時代後期に柴野栗山という儒学者の方によって「玄武洞」と命名されました。
現在は観光スポットになっていますが、江戸時代には採石場としても使用されていたようです。
兵庫県が誇る温泉地「城崎温泉」や全国的にも有名な城跡「竹田城跡」からも近くて、自然の偉大さを感じられるスポットです。
大阪や神戸からだとアクセスしづらいのが難点ですが、もし兵庫県に遊びに来られ場合には、こちらにも足を伸ばして貰えると、より楽しめると思います。
本数は少ないですが、JR山陰本線の玄武洞駅が最寄りの駅です。
兵庫出身の人間としては、ぜひ一度訪れて欲しい場所の一つです。